運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業界の繁忙期であるGWや年末年始など大型連休を乗り切るために必要なこと

2022.01.04
分類:その他

近年ではECサイトが普及し、インターネットによる買い物を楽しむ方が増えたことで、運送業界も商品の配達急増で忙しくなったといえます。

オンラインによるショッピングは年間を通して利用されているため、GWや年末年始など関係なく、常に発生します。

そのため運送業界はGWや年末年始などを繁忙期としており、時期前の駆け込み需要による物量増加に対応できるようにしておくことが必要といえるでしょう。

GWだけではない!年末年始の輸送に関する安全総点検実施も必要

大量の輸送需要が発生し、人流や物流が輸送機関などに集中するのはGWなどまとまった連休などです。

特に年末年始に事故・事件などが発生したときには被害が大きくなることも予想されるため、国土交通省は1210日から翌110日までを「年末年始の輸送等に関する安全総点検実施期間」と定めています。

自主点検による安全性向上と輸送における安全意識を高めることを促進するものなので、繁忙期を乗り切るためにも適切に実施するようにしましょう。

 

ドライバーやトラックは余裕を持った確保が必要

大型連休になると、普段よりもドライバーやトラックを多く確保しなければならなくなるため、配送計画の見直しの他、協力会社への発注により協力してもらうことも必要です。

特に連休を見越した駆け込み需要で、出荷が前倒しになることも踏まえた対応が求められますが、連休でも工場は稼働しているなどで出荷も通常通りとう場合にはドライバーの確保にも注意しておきましょう。

 

ECの伸びでドライバーの負担は増大

EC市場の伸びにより、いつでもほしいものを購入でき、希望するタイミングで届けてもらえることは大変便利です。

しかし運送業界では即配や時間指定、再配達などが増えることで負担が重くなり、業務量は増えているのにドライバーを確保できず、ドライバー1人に対する負担がさらに重くなっています。

もともと運送業界は人手不足が深刻化しているため、このままさらにドライバー不足が続けば、物流システムにも大きな影響を及ぼすこととなり、正常に機能しなくなるとも考えられます。

ドライバーの負担を和らげることのできる対策が必要であり、事業者側も働き方改革を進めるためのドライバーの運行管理を適切に行うことが必要です。

大型連休は忙しい時期となりますが、無事に乗り切るためにも効率的に業務が進むような工夫と対策を検討していくようにしましょう。