トラックドライバーはトラックを運転し、荷物を集荷・配達・配送することが主な仕事です。
そのトラックドライバーとして働くには、どのような運転免許証が必要になるのか、その種類について説明します。
「緑ナンバー」のトラックにはいろいろな大きさがあるため、準中型免許が新設されてからの運転免許制度は複雑であり、どの運転免許証が必要なのか悩んでしまうこともあるようです。
トラックを運転するために必要な運転免許証はトラックの種別により異なりますが、運転免許区分ごとに運転できるトラックは以下のとおりとなっています。
車両総重量 3.5トン未満
最大積載量 2トン未満
取得可能年齢等 18歳以上
車両総重量 5トン未満
最大積載量 3トン未満
車両総重量 7.5トン未満
最大積載量 4.5トン未満
取得可能年齢等 20歳以上かつ免許期間2年以上
車両総重量 11トン未満
最大積載量 6.5トン未満
取得可能年齢等 21歳以上かつ免許期間3年以上
車両総重量 11トン以上
最大積載量 6.5トン以上
取得可能年齢等 21歳以上かつ免許期間3年以上
改正前の普通免許は、現在の普通免許よりも大きな車両の運転が可能となっています。
中型免許は改正前後変化がありませんが、現在では中型免許の下に「準中型免許」が新設されています。
普通免許は改正前の方が車両総重量・最大積載量どちらも、改正後の普通免許より大きな車両の運転が可能となっている点に注意してください。同じ普通免許だとしても、改正前と後とでは運転できる車両の種類が異なります。
車両総重量 5トン未満(改正後は3.5トン未満に変更)
最大積載量 3トン未満(改正後は2トン未満に変更)
車両総重量 11トン未満
最大積載量 6.5トン未満
「緑ナンバー」がついたトラックを運転するときには、タクシー車両を運転するときのように二種免許が必要になるのでは?と考える方もいるようですが、人を運ぶ旅客事業でなければ二種免許を取得する必要はありません。