運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業は業務の種類でメリットとデメリットは分かれる?

2017.05.22
分類:その他

運送業で重要なのは何を運ぶかというよりはどこに運ぶかです。近年ネットショッピングなどで宅配が多く扱われているため、ものを運ぶというと一般家庭への宅配をイメージしてしまいがちですが一般家庭だけでなく法人や様々な場所にも色々なものが運ばれています。
そして運送業がメリットを享受できるのは一般家庭よりも法人であることも多いとも考えられます。


一般家庭だと時間とコストがかかるケースが多い
一般家庭に向けての配達は家人がいないと任務は完了しません。再配達などや時間帯指定などで配送できるタイミングが限定されることも多くなります。
平日は学校や仕事で留守にすることが多く、夜間や土日の配送が集中することもあるでしょう。時間を割いて訪問したとしても不在であることでガソリン代もかさみ、配達量も少ないことにより見合わないという問題も発生します。


法人ならルートも荷物も固定されやすい
しかし相手が企業などの法人の場合には、平日昼間でも不在ということはまずありません。さらに配送ルートや荷物の種類もある程度は固定されるため、事前に準備することがしやすいと言えるでしょう。
また、毎回対応するルートや会う人が同じであれば取引先と親睦を深めることもできるとも考えられます。


運転に関係する作業以外の場合
また、運送業はただ運転してものを運ぶだけではありません。中継センターなどで仕分けを行う業務も大切な仕事ですし、配達先に向かう車に積み込みを行う作業なども大切な仕事です。
ネットショッピングが激増したことでこれらの作業も多くありますが、煩わしい人間関係に晒されることなくもくもくと仕事ができます。物流食品倉庫でピッキングの仕事なども同様に人と話すことが苦手という人にもできる仕事だと言えるでしょう。


土日関係なく体力勝負の業務ではある
ただし体力がとにかく必要で、気候によっては辛い時期もあるでしょう。外国人の労働者が多いとコミュニケーションが難しいといった問題もあるようです。また、食品を扱う倉庫になると24時間365日仕事があるため、土日祝も休みがない状況になる可能性もあります。


横の繋がりも確保することが必要
体力勝負でコミュニケーションが苦手でもできるという部分はドライバーにも共通することですが、もし事故を起こしてしまった場合には新聞沙汰になる可能性もあります。人身事故を起こしてしまった場合には大きな問題になる可能性もあります。
中継センターなどでの作業も同様に、事故が起きる可能性はありますので作業環境を整備することも必要です。
人とのコミュニケーションが苦手という人には良い仕事ですが、それが原因でトラブルが大きくなる可能性もありますので職場として横の繋がりも確保していくことが大切だと言えるでしょう。