運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

人手不足解消!ドライバー志望は運送業のどこを比較する?

2017.07.24
分類:その他

トラックのドライバーになりたいけれど、実際に働き出したら辛い労働で心身への負担が大きくなるのでは…と一歩が踏み出せないという人もいるかもしれません。
しかし深刻な人手不足に悩まされている業界ですので、ドライバー志望の人たちが運送業のどこを比較して優良企業かを見分けているかを知っておくと求人を出した時有利になります。


運送業界はブラック企業が多い?
従来までの運送業界は、トラックで走った分だけ稼げると言われていました。例え長時間労働になってもたくさん稼ぐことができるならばと、昼夜の休憩時間も惜しんで仕事に励む人もいたようです。
しかしこの長時間労働によって睡眠不足や過労が原因となり、事故を誘発していると問題になりました。
そのことで運送業界は一気にブラックな業界だという認識が一般化し、イメージが悪化しだんだんと人気がなくなってしまったようです。


どのような運送業者が優良企業?
しかしトラックの安全装備や環境性能次第では補助金が出されるようになり、トラック協会でも指導を行うなど、昔と比べると労働環境はかなり改善されています。他にもドライバー志望がどのような部分に注目しているかを知っておくと良いでしょう。

・最新型の車両を保有しているか
現行型のトラックはどのメーカーでも安全装備が充実しています。最新の安全装備になると、乗用車と同じく衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置といった安全性能が備わっています。
安全装置が装着された車両を購入すると、トラック協会から補助金が下りるといった優遇措置が設けられています。
従業員の安全面や環境を意識できていること、さらに積極的に最新車両が導入できるのは資金的な余裕があるとも判断されるようです。

・安全装備や環境装備は付いているか
新しい車両に標準装備されている安全装備以外にも、オプション品や社外品でドライブレコーダーなどが装備されているかもポイントです。
ドライブレコーダーは事故を起こした場合の証拠にもなりますし、デジタルタコグラフは自動車の走行時間や速度など運行状況を記録するもので環境装備の代表的な装置と言えます。

・保有している車両とドライバーの数
企業規模を確認するには、保有している車両台数とドライバー数から情報を得ることができます。しかしトラックドライバーの充実度として、予備車と呼ばれる車両も多くあります。
自分が乗っている車両に不具合が生じた場合でも予備車があることで仕事を休まなくて良いことになり、賃金を守ることができると考えられます。
そのためトラックの保有台数が多いと、トラックドライバーにとってワークライフバランスが良い企業だと判断されるでしょう。


優良な企業と判断されることが人手不足解消に
現代の運送業界は環境が整備され、優良な企業も多くなっています。そのためトラックドライバー志望がどこに注目してこの企業で働きたいと思うのか、それを知ることによって労働環境を整備し人手不足を解消できることに繋がるでしょう。