運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送会社は配車担当者を誰にするかで業務の流れが変わる?

2017.10.03
分類:その他

運送業界のトラック運転手は長時間運転する業務なので、あまり人付き合いなどが得意でない人でも誠実に仕事をこなしていけるのではないかと考える人は少なくない様です。
しかし実際の現場は、業務内容や乗るトラックの種類は異なりますが、多くの人が働いている以上、当然に人間関係は存在しています。
特に配車係とドライバーの信頼関係が保てていないと、ドライバーからの様々な苦情が殺到して業務に支障をきたす可能性があります。


なぜ配車係とドライバーの信頼関係が重要?
会社によっては日々乗る車と仕事内容が変わる職場も存在します。
例えば走った距離だけ給料が変化する場合には、トレーラーと単車では給料に差が出てしまうので苦情は配車担当者にぶつけられることが多いようです。
他にも休日の少なさや労働時間、この日は出勤できないから変更して欲しいといった苦情や相談なども配車担当者に告げられるなど、もはや配車係が苦情受付窓口のような存在になっている会社も存在します。
そのため配車担当者や会社が苦情や相談を言われるがまま受け入れてばかりいれば、次は決められた範囲でまじめに勤務している人が不満を抱えることになり、退職してしまえば今度は人手不足に陥る可能性もあるでしょう。


それでなくても配車係は大変?
配車係は24時間稼働しているトラックが効率的に現場をまわる事が出来る様に計画を立てる必要がありますが、トラックが24時間運行しているのでそれに伴い休みがない感覚になる事もある様です。
しかもドライバーからはルートが厳しいと苦情を言われるケースもあるので、地理などを理解していなければ効率的な運行計画は立てることはできず、道路情報や地理などについても勉強しなくてはいけなくなります。


他にもこんなクレームまで配車係に?
さらに担当制でトラックを割り当てるところでは、トラック自体に対するクレームもあるようです。例えばブレーキの甘さやエアコンの効きの悪さ、そもそも車体が古いといったクレームなどが挙げられます。
壊れているのなら修理をすれば良いのでしょうが、修理をする時間分拘束されても残業代が出ないならと修理をしたがらず、延々とクレームだけ訴えるといったケースもある様です。


リーダーシップを取れる人を配属すべき
配車係や班長などにリーダーシップを取れる人が配属されていれば、人間関係もまとまりが出来て従ってくれやすくなるでしょうが、言われるがままというタイプの人が配車を担当するとクレームばかりが増えて業務に支障をきたすケースが多いようです。
運送業界には多くの人が働いているため、業務自体は単独で行うことが多くても人間関係は必ずありますのでその点を理解しておく必要があります。