運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送と運輸、流通など似た言葉の意味の違いとは?

2017.12.14
分類:その他

運送業界には似た言葉がたくさん出てきますので、どこに違いがあるのか分からないと感じる人も少なくないでしょう。
運送、運輸、流通など呼ばれ方などは様々ですが、いずれも似た言葉ですし、同じ意味にも取れてしまうものが多くあります。しかし実際にはどれも近いようで少しずつ意味が違ってきますので、使う時には注意が必要です。
ビジネスの上で似た言葉が飛び交うと、どれが正しいのか迷うかもしれませんので、言葉の意味と何か違うのかを理解し、間違った言葉を使わないように1つ1つ確認しておくようにしましょう。


物流
生産者から消費者に対して商品が引き渡されるまでの一連の流れで、商品売買に伴う輸送や保管などの過程を示します。社名に物流という言葉を使用している場合、トラック以外に倉庫や梱包施設も保有していることが多いようです。


配送
商品の配達をして送り届けることですが、運送業界では比較的近距離で小口、短時間で運ぶことを示します。


輸送
車以外にも、船や飛行機などを使って人や物を運ぶことで、他人数や多くの物を長距離運ぶ時に使われます。


運搬
大きな物や多くの物を、目的地に運び移すことです。輸送などに対して一定の範囲内で行う特徴があります。


運送
言葉の意味は輸送とほぼ変わらず、旅客や貨物を運ぶことを示します。運送業界では、運搬に車やトラック、人で運ばれることを運送といい、飛行機や船で運ぶ時には使用しません。


運輸
輸送、運送と意味はほとんど同じで、人や貨物を運ぶことを示します。旅客や貨物を運び送ることで、自動車や鉄道、船舶、飛行機などによるものを総合して使う言葉です。
運ぶだけでなく、仕事や産業の総称としても使用されている言葉で、運搬の一部とも言えるでしょう。貿易など、大量のものなどを、一度に長距離を運ぶ時の手段を意味する言葉として使われています。


搬送
荷物などを運んで送ることを意味する言葉です。


それぞれの言葉の違いを理解しておくこと
運送業界では似た言葉が入り混じり、時と場合によって使われる言葉やタイミングは異なります。
例えば物量と距離でどの言葉を使うか判断するなら、輸送>運送>配送 という形で判断して使うようにすると良いでしょう。しかし、これもあくまでも目安で、場面によって使う言葉は異なります。
あらためて文字にすると、どの言葉を使うべきなどか悩んでしまいそうですので、ビジネスの場で間違った言葉を使わないように、それぞれの言葉の違いや特徴などを理解しておくと良いでしょう。