運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送と輸送などのような違いがある?発送や配送との違いは?

2018.02.21
分類:その他

物流業界では色々な言葉が使われています。
その中でも似ている言葉などは、どのような意味を持つのか、どのタイミングで使われる言葉なのかを理解しておかなければ、社内や取引先などとの会話の中で話に食い違いなどが出てくる可能性もあります。
例えば運送と輸送は何が違うのか、発送や配送との違いなど、言葉の意味を理解しておきましょう。


運送と輸送の違いとは?
運送と輸送、どちらも人や物を運ぶという意味は同じですが、運送は請負など、事業の1つの単語です。
業者が請負などで得る仕事においての1つのジャンルで、事業主と契約により得ることができる仕事です。
対して輸送は、経済行為のことを指します。
仕事のジャンルではなく、人や物を運び、場所や時間的な効果を生み出す手段として使われているので、そもそも運送とは使われる場面が異なります。
輸送は、トラックや電車、船、飛行機などを使って一定距離を移動させることです。
仕事の種類であり、荷物のエリアを移動することです。
荷物を運ぶためにある言葉なので、宅配便は通常の輸送であると言えるでしょう。
工場から工場、または物流拠点などへ長距離を大量に運送することなどを指している言葉です。


発送や配送とは何が違う?
では、運送、輸送に発送や配送という言葉が加わると、これらにはどのような違いが出てくるのでしょう。
輸送は乗り物によって人や物を、ジェット機やJR貨物、石油タンカーなどを使って運ぶことです。
運送は輸送とほとんど同じですが、業界用語としては主に荷物をトラックで運ぶこととして使われています。
配送は物を配達して送り届けることなので、小口の荷物を短距離において送り届ける時に使われることが一般的です。
そして発送は物を送り出すことなので、例えばネット通販で購入したものを届ける場合や、年金特別便を数千万人に郵送するといった場合に使われます。


そもそも物流という言葉の意味は?
そして物流とは、生産物を生産者から消費者に対して引き渡すまでの一連の流れを示します。
輸送や配送といった言葉だけでなく、保管や荷役、包装、流通加工など様々な言葉が使われています。物流五大機能と言われるものは、輸送、保管、荷役、包装、流通加工です。
そのため、物流という言葉を社名に使用することが多いのは、トラックだけでなく、梱包施設や倉庫などを保有する会社であることが多いようです。