運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業で事故ゼロを目指すために実施したい対策とは?

2018.03.13
分類:その他

運送業において注意しなければならない事はたくさんありますが、その中でも事故を無くすことはとても重要なことです。
事故ゼロ、違反ゼロ、クレームゼロを実現するために、どのような対策を講じていけば良いのか、確認していきましょう。


ハード面を強化するために
安全にドライバーが運行できるように、車両設備を整えて仕事を安心してできる環境づくりを行うことが必要です。
事故防止に繋げるために、車載機器を導入することは積極的に行っていく方が良いでしょう。

・バックアイカメラ
駐車場でのバック進入時など、後方の視野に入りにくい部分に障害物や子どもの歩行などがないかを確認できるため、未然に事故を防ぐことができます。

・モービルアイ
衝突防止補助システムのことで、単眼カメラにより衝突による事故を防止・軽減することが実現できます。

・ドライブレコーダー
万一、事故が発生した時の状況を映像として残すことができるので、事故原因を徹底的に分析した上で再発防止に役立てることができます。

・デジタルタコグラフ
運転日報の作成、ドライバーの運転時間休憩時間などを管理していきます。
さらにドライバーが安全に日常的な運行を行えるように、教育プログラムなどを設けて指導していくことも必要となるでしょう。
どのようなプログラムや指導方法があるのかは次の通りです。


新人ドライバーに向けた教育プログラムの導入
プロのドライバーを育成するため、新しく入社したばかりの社員に受入教育を実施し、後も定期的に安全講習会などを実施していきましょう。
また、独自のチェックシートや運転許可制度を導入するなど、トラックを運転したことがなくても安心して運行できる環境整備を行うことも大切です。


事故再発防止に対する徹底した指導
万一、事故を起こしたドライバーに対して、事故を二度と起こさないような防止策への指導を徹底して行きましょう。
ドライブレコーダーなどを活用して、事故が起きた原因を分析し、添乗指導を実際に行いながら対策していくことが必要です。


全ドライバーに向けた教育を
全てのドライバーを対象にして、安全運転の座学研修、事故事例の共有、それらに対する対策などについてドライバー同士で話し合う場を設け、優秀なドライバーに対しては表彰制度なども設けると士気を高めることにも繋がります。
研修を定期的に行って、乗務員のスキルアップと安全運転を支援していきましょう。


できる対策から初めてみては?
また、拠点ごとに安全会議を実施し、定期的に情報交換を行うことも必要です。
事故ゼロを実現するために、今すぐできる対策から始めていくと良いでしょう。