運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

荷物の破損は運送中のもの?責任の所在が分からないトラブルを回避するために

2018.06.21
分類:その他
運送中に起きた荷物の破損や故障などのクレームで、返品などを請求されてしまうと荷主側の立場からすれば死活問題になる可能性があります。本来は利益として計上されたはずなのに、破損トラブルでクレームや返品が増えると、収益を上げる足かせになってしまうからです。 これは運送業者にしても同じことで、荷主から荷物の破損についてクレームや賠償請求をされた場合でも、身に覚えのないクレームである可能性も否定できません。 もともと破損が起きていたのか、それとも運送中に起きたトラブルなのか、衝撃によって生じる破損なのかをはっきりさせなければ、その責任は誰が負うのか決めることができなくなってしまいます。

本当に運送している時の破損?

荷主にしてみれば、検査を経て出荷した製品なのだから壊れているはずはないのに、顧客から壊れていて使えないとクレームを受けて返品されれば損失が生じます。 運送業者にしみても、輸送や運送しているときには何の問題もなかったはずなのに、もともと壊れていた、または受取先で取扱いに問題があったと思われても、いわれのないクレームで賠償請求を受けることもあります。 そこで、荷物に衝撃が加わったかを判断できる衝撃探知シールやラベルを活用してみてはいかがでしょう。

衝撃探知シールの特徴

衝撃探知シールは衝撃を検知すると色が変わる仕組みになっていますので、赤く変化した場合には、その場で製品を確認することなど対応を迅速化することができます。 荷物や貨物に張り付けるだけなので、破損トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。 衝撃探知シールを確認しながら管理していけば、仮にトラブルが発生した時にもどこで起きたのかを明確にすることが可能です。

丁寧に荷物を扱うことを促すことにも使える

製品の破損トラブルで荷主がクレームや返品などの損失を負わないために、そして荷物を運ぶ運送業者も、いわれのないクレームを受けることのないように、上手く衝撃探知シールなどを活用すると安心です。 実施、輸送や運送の最中には色々な衝撃が起きる可能性がありますので、荷物が破損しないとも言い切れません。また、運送中の作業員が荷物の取扱う上で注意を促すこともできますので、様々な問題を回避することにも繋がるはずです。 なお、衝撃検知ラベルは一旦衝撃を受けて赤く変化した場合、元の状態には戻りませんので、より丁寧に扱わなければならない電子機器などの外装梱包に利用すると良いでしょう。