運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業は伝票を大切に扱うことが必要!その理由は?

2018.06.23
分類:その他
運送業が実際の業務で使う必需品として「伝票」があります。運送会社のドライバーにとって、伝票は配送先に対する羅針盤とも言える存在であり、まさに通行手形のようなものと言えます。 そのため、ダッシュボードに置いたままで運転してしまい、風で車外に飛ばされてしまうといった事の無い様に、また、うっかり足元に落としてしまって踏みつけてしまい、靴の跡を付けてしまわないようにしましょう。

伝票の形態を確認しておくこと

送り状と呼ばれる伝票は、親伝票や親伝と呼ばれることもあります。配送先と送り主などの情報が記載されている荷物に貼る伝票ですが、荷物を受取人に届けるために必要です。受領印を頂く必要がありますが、運送会社によって形態が異なっています。 例えば大手会社の複数口伝票を確認すると、上から親伝票が2枚つづりになっていて、子伝票は3枚つづりの全部で5枚から成り立ちます。なお、上2枚の親伝票には伝票番号が印字されていますが、子伝票には印字されていませんので注意しましょう。

間違った納入は情報漏えいに繋がる!

なお、伝票には追跡サービスなどを利用する顧客にとっても大切なものです。現在荷物がどのルートにあるのか、配送状況などを確認する上で大変重要です。 また、小売店などに納入する場合、間違って伝票を納入してしまうと、伝票に記載されている仕入れ先名や仕入れ単価などの情報まで流出させることになりますので顧客信頼を一気に失うことになります。 個人宅に配達する場合でも、電話番号や嗜好が判別できる個人情報などが記載されているため、誤納入は避けなければなりません。 伝票も指差呼称確認を行い、日頃から丁寧に扱う癖をつけることが求められます。

伝票の扱いに対するドライバー教育も必要

伝票は見るものではなく読むものと考えることが必要です。しっかりそこに書かれている内容を把握し、間違って納入しないように注意すること、さらに伝票を汚損してしまう、または折り目などを付けてしまうことなく大切に扱うことを心掛けるように、ドライバーに対して教育することも必要だと言えるでしょう。

キレイな状態で返却できるようにすること

運送会社のドライバーが配送先に届けるのは商品だけではありません。送り状と呼ばれる伝票も荷主から預かった大切な商品です。 また、運送会社のドライバーが出荷主に必ず返す受領書と呼ばれる伝票。汚損や折り目などをつけない様にして、キレイな状態で荷主に返却することを心がけてください。