運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

トラック運送が物流業界で主流になるまでの歴史をご紹介!

2018.10.05
分類:その他
日本の物流業の多くはトラック運送業が支えているといっても過言ではないほど、物流業の中で圧倒的な規模を誇っているのが「トラック運送業」です。 国内外に「モノ」を運ぶため、人々の生活に物流業は必要不可欠な存在ですが、インターネット通販が普及した今、さらに物流業のニーズは増しています。 そこで、生活を縁の下から支える存在とも言えるトラック運送業ができた歴史をご紹介します。

モノを運送する世界の物流業界が始まるきっかけは?

18世紀半ばから19世紀にかけて産業革命が起こりましたが、この時代はイギリスが主導となって世界の中心となる製造業界を率いていました。 その時、大量に生産された工業製品業を世界中に運ぶことが必要になったことが、今の物流業のきっかけと考えられます。 活性化される自由貿易により、イギリスを中心として海運市場は拡大していき、さらに19世紀半ばから20世紀に時代が進むと、海運だけでなく鉄道による運送も活発になりました。 また、飛行機の発明や自動車を大量生産することをアメリカが行って、航空と自動車による運送も始まり、世界の物流業界は成長していったようです。

日本の運送業界発達のきっかけは「飛脚」

一方、日本では、「飛脚」と呼ばれていた人達が、モノを運ぶことのきっかけとされています。起源は律令時代までさかのぼりますが、急速に運送業界が発達したのは江戸時代に入ってからです。 自走による飛脚や馬を使うなど、品物や書類、手紙などをリレーのように運んでいたとされていますが、明治時代が始まる頃、飛脚ではなく鉄道を中心とした運送へと変化していきました。 □最初は鉄道が主流 また、トラックや船を使った運送が登場し、運送に使われる交通手段も多様化していきます。しかし、当時は今のように道路が整備されていなかったですし、当然、高速道路もありませんでした。そのため、遠くにモノを運ぶ長距離の運送には鉄道が欠かせない存在だったようです。 □道路整備によりトラック運送がメインに 今は道路がきれいになり、高速道路も全国各地に整備されているので、鉄道よりも自動車を使ったほうが早く届けることができるため、トラック運送が主流となったと考えられます。

物流業界には深い歴史がある!

このように、トラック運送が現在の物流業界を支える大きな役割となるまでには、時代の流れによってモノを運ぶ手段が変化した歴史が大きく関係しています。 現在は、トラックにも最新性能が搭載され、より安心してモノを運ぶことができるようになり、物流業の縁の下の力持ちという存在になっていると言えるでしょう。