運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送状況に遅れが生じてしまうトラブルはなぜ起きる?

2018.11.26
分類:その他
運送中の状況は、インターネットなどで現在消費者が確認できるようになっています。その中で、配送時のトラブルには十分注意しなければなりません。 特に海外からの荷物は、国内のみ運送されるわけではないので、途中で荷物が壊れるといったトラブルが生じやすく、また、荷物が届かなかったり紛失するケースなども発生しやすいので注意が必要です。

海外の場合、荷物の破損に十分注意を!

運送中のトラブルで発生しがちなのが、商品が途中で破損してしまうケースです。海外からの発送になると中継地点も多くなり、積み替え作業が増えるので荷物に負担が掛かりやすくなります。 少しの衝撃が破損につながることもありますし、荷物の落下や重い荷物の下敷きになるといったトラブルもめずらしくありません。 そこで、破損しやすいものは緩衝材で商品を包み、箱の中にも緩衝材をつめて荷物を固定してもらうといった対応が必要です。 衣類や書籍など、濡れてはいけないものはビニール袋にいれて口をテープでしっかり閉じ、ダンボールや破れにくい厚手の封筒に入れるといった手厚い梱包が必要であることを伝えるようにしましょう。

海外の場合、到着まで時間が掛かるケースも多々ある

また、海外発送の場合、予想している以上に到着まで時間が掛かることがあります。状況をネットで確認すると発送済みとなっているのに、まだ荷物が届かないという事態も起きやすいと言えます。 海外から日本に発送される場合、商品によっては発送されてから1週間以上かかる場合もあります。これが日本から海外への発送になると、さらに倍近く時間が掛かる事もあるので、なかなか荷物が届かないというクレームに繋がりやすくなってしまいます。 同じ区間の国際配送だとしても、状況次第で配送期間が一定しないこともあるため、日本から海外に発送する荷物を運送する場合には、十分その旨を伝えておくことも必要となるでしょう。

国内だけの運送とは異なる点を説明すること

最終的に消費者に無事に荷物が届いたのか確認することも大切な作業としてバイヤーは考えているはずです。 消費者に荷物が届くことが遅れれば、収益にも影響することになるので、そのようなことのないよう、運送を担う業者は責任を持って届けることが大切になります。 しかし、発送や運送状況がなかなか次のステップに進まないということもあるので、集荷の際や問い合わせがあった時にはその点に理解を得られるような説明を行うことを心掛けましょう。 また、破損トラブルなどが起きないように、梱包なども厳重にしてもらうように注意を促すことも必要になります。