運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業界で配送する方法の1つである路線便とは?

2020.01.27
分類:その他
現在、運送業界で配送する方法には、宅配や路線などの方法がありますが、宅配便は耳にしたことがあっても、路線便はあまりなじみがないことも多いといえます。 そこで、運送業界での路線便とはどのような方法かご説明します。 路線とは? 一般の方ならあまり耳にしたことがない路線便ですが、事前に決められたルートを巡回して荷物を運ぶイメージです。 宅配便と違って決められたエリアだけを経由することになるので、荷物が運ばれるのも決められた場所にだけとなります。 路線便を利用してもらうことのメリット 仮に一定数の商品を一定期間に定期的に運んでもらう必要があるという場合、宅配便を使うと金額が高くなってしまいます。 それなら運送会社にトラックで運んでもらえばよいと思うかもしれませんが、トラック1台を貸し切るほどの量に満たないという場合もあるでしょう。 このような場合に利用しやすいのが路線便で、同様の事業者の荷物を集め混載し、ある拠点から目的の拠点まで鉄道路線のように荷物を運びます。宅配便よりも利用料金が割安となることがメリットといえるでしょう。 ・路線便のデメリット ただ、路線便は複数の拠点を経由して荷物を集めることになるので荷物がいたみやすく、1個当たりの荷物の値段は高くなることもあると認識しておきましょう。 もし荷物が大量にある場合は、トラック一台を貸し切ったほうが安く済む場合もあるということです。 路線便と共同配送の違いは? 荷物を集めるという意味では、路線便と共同配送と何が違うのだろうと思う方もいることでしょう。 共同配送は複数の荷主から荷物を集め、特定の業者が配送する方法です。 路線便では複数の拠点を経由しますが、共同配送は1つの拠点に荷物が集められます。 路線便との違いは、共同配送のほうが大口の荷物に対応できる点であり、運ぶ荷物の数量といえます。共同配送のほうが路線便よりも大口で1個の荷物に対し契約するので、その数によっては費用が高くなることもあると理解しておきましょう。 直送便という方法も 他にも倉庫やメーカーから直接配送される直送便というものもあります。 在庫管理から出荷まで物流会社や運送会社が委託されていれば、メーカーが委託している物流会社や運送会社から直接配送されるということです。 物流量が少ないことで採算が取れないと判断されるコースについては、路線便や共同配送などの業者に荷物を割り振るといったことも行われています。