トラック運賃はどのように単価を計算する?その方法や算出の基準となるもの

人手不足と言われるトラック運転手は転職がしやすいとも言われているため、転職先の候補としてあげる方もいるのではないでしょうか。
しかし、トラック運転手の転職は自分に合っているのか、働けるのかなどと心配もありますよね。
そこで今回は、トラック運転手の転職を決める前に知っておきたいことや、転職のときに必要なことや志望動機のポイントなどをご紹介したいと思います。
運送料と運送以外の業務費を足した金額が運賃
これまではどこからどこまでがトラックの運賃に含まれるのか明確化されていませんでしたが、平成29年8月「標準貨物自動車運送約款」の改正に伴って、平成29年11月から運賃は明確化されるように変わりました。
改正後は運送の対価、そして運送以外の業務費は明確に待機時間料、取卸料、積込料といった費用を明確に提示することが必要です。
基本的な運送料は、地域間・運送距離・運送時間などで設定し、算出することが必要です。
そして荷主から要求することとなる、横持ち・縦持ち・棚入れ・ラベル貼り・はい作業などについては、運送料とは別であると認識しておきましょう。
運賃原価はどのように計算される?
運賃の原価を地域間ごとに算出する場合、東京から大阪までの間や、大阪から名古屋までの間など、その区間での運送料としての金額を設定します。
トラック事業所ごとに設定される金額は異なりますが、その区間やエリアに対する事業所の強みなどが料金に反映されることとなるでしょう。
運送距離により単価を算出するのなら、実際に走行距離を基準として運送料金を設定します。運送区間の距離で計算しますので、明確でわかりやすい点がメリットといえます。
運送時間により単価を算出する方法は、運送にどれくらいの時間がかかるかを基準として料金を計算する方法で、事業所によって算出方法が異なってきます。
その他追加料金や割増料金が発生するケース
また、トラックにも中型や大型と種類があるため、同じ距離を走ったとしても料金は異なります。基本的には積載量が大きいトラックほど料金は高くなってしまいますが、ドライバーの人件費や燃料費、荷物の量などが関係するからです。
さらに高速道路を使う場合や、夜間・早朝にトラックを走行させる場合には追加料金や割増料金が発生することもあります。
特に急ぎの場合は、他のスケジュールを変更しなければならないこともあるため、別途特別料金が発生することもあるようです。