運送ドライバーは女性が活躍する職業として注目されつつある?
運送ドライバーは深刻な人手不足といえますが、最近では女性でもトラックの運転手として活躍するケースも増えてきました。
まだ男性が多い職業といえるトラックドライバーですが、女性を雇用する機会を増やすと人手不足問題の解消につなげることもできます。
そこで、女性でも本当に運送業界でトラックドライバーとして活躍できるのか、働いてもらうことのメリットなどをご説明します。
トラックドライバーとはどのような仕事なのか
運送会社などで働くトラックドライバーは、トラックに配達する荷物を積んで目的地まで運ぶことを業務とします。
正社員として働く方もいれば、契約社員で直接採用されている方もいますし、委託で下請けとして働いている方もいるなどいろいろです。
採用したドライバーに会社所有の車両を与えることとなりますが、委託であればドライバー本人のトラックを使うことが一般的といえます。
トラックドライバーの種類
ドライバーにも種類があり、主に拠点とするエリアから50キロから200キロ圏内で仕事をするケースと、中距離を含め片道300キロ以上運転するケースがあります。
距離が長くなればその分運ぶ荷物の量や重さも大きくなるため、女性がトラックドライバーとして働くのであれば主に近距離を担当することが多く、子育て中の方などでも比較的働きやすいといえるでしょう。
また、長距離を担当する場合でも、最近ではフォークリフトを使って荷物の積み下ろしを行うなど従来よりも力仕事は少なくなっています。
小型荷物が増え女性ドライバーのニーズも向上
トラックドライバーとして働く女性を「トラガール」と呼ぶこともありますが、国土交通省も「トラガール促進プロジェクト」と銘打つなど女性のドライバー採用を推奨しています。
近年では新型コロナウイルス感染症の影響もあり、アマゾンや楽天などでインターネット通販を利用する方も増えていますし、人混みを避けるため日常の生活用品もネットスーパーを利用することが多くなりました。
小型荷物の運搬業務が増加したため、力仕事が苦手という女性でも負担を軽減させてドライバーとして活躍できるといえます。
普通免許さえあればOK
トラックにも小型・中型・大型・宅配など種類があり、小型・軽貨物・宅配用のトラックであれば普通免許があればドライバーとして働くことができます。
子育て中の女性などは、中型や大型の免許を取得する時間も余裕もないというケースが多いですが、その場合でもドライバーとして活躍してもらえます。
もし人手不足で悩んでいる運送会社があるのなら、女性の積極採用を検討してはいかがでしょう。